bank128_128法人カードを作るのであれば、その前に法人口座を持っていなければ引き落としができずに法人カードは作れません。

法人口座は大きく分けて、メガバンクなどの都市銀行が提供しているものとネット銀行(ネットバンク)が提供しているものの2種類がありますが、法人口座の選び方ひとつで年間数十万円以上のコスト削減につながる可能性もあるのです。

法人口座比較・法人口座見直しの方法を解説します。

振込み手数料の数百円の違いは、年間では数十万円の違いに!

都市銀行(メガバンク・地方銀行)とネット銀行(ネットバンク)の大きな違いは「振込み手数料」の違いと言っても過言ではありません。

2015年12月時点 他行宛・3万円以上の振込み手数料

  • ジャパンネット銀行:270円
  • 三井住友銀行:756円

です。

仮に中小企業A社が取引先や従業員に月50件振込みをしていた場合の1年間のコストは

ジャパンネット銀行:270円 × 50件 × 12カ月 = 16,2000円
三井住友銀行:756円 × 50件 × 12カ月 = 453,600円

振込み手数料の差が291,600円/年になります。

仮に中小企業A社が取引先や従業員に月10件振込みをしていた場合の1年間のコストは

ジャパンネット銀行:270円 × 100件 × 12カ月 = 32,4000円
三井住友銀行:756円 × 100件 × 12カ月 = 907,200円

振込み手数料の差が583,200円/年になります。

中小企業でも、取引先や支払先のパートナー、従業員が多い会社であれば、毎月の振込み回数が100回、200回を超える会社も少なくありません。当然、法人口座の見直しによるコスト削減効果は2倍、4倍にもなっていくのです。

当然、振込み手数料の安いネットバンクを法人口座ではメインで利用すべきであり、ネットバンクの口座を持っていないのであれば、作るべきなのです。

法人口座振込み手数料比較

※2015年12月時点

同行宛

銀行名振込み手数料
同行同一支店宛
3万円未満
振込み手数料
同行同一支店宛
3万円以上
振込み手数料
同行宛
3万円未満
振込み手数料
同行宛
3万円以上
ジャパンネット銀行54円54円54円54円
楽天銀行51円51円51円51円
住信SBIネット銀行51円51円51円51円
みずほ銀行0円0円216円432円
三井住友銀行108円216円216円432円
三菱東京UFJ銀行0円0円0円0円
りそな銀行0円0円324円324円

他行宛

銀行名振込み手数料
他行宛
3万円未満
振込み手数料
他行宛
3万円以上
ジャパンネット銀行172円270円
楽天銀行165円258円
住信SBIネット銀行165円258円
みずほ銀行540円756円
三井住友銀行540円756円
三菱東京UFJ銀行540円756円
りそな銀行648円648円

口座維持管理手数料もネット銀行なら無料

法人口座を都市銀行(メガバンク・地方銀行)で作成すると、ほぼ必ずと言っていいほど毎月の口座維持管理手数料が発生します。

口座維持管理手数料は、2,000円程度の料金設定なのですが、口座を保持しているだけで毎月2,000円が発生してしまうと、年間であれば24,000円もの費用になってしまうのです。

ネット銀行(ネットバンク)の場合は無料です。

例えば

都市銀行(メガバンク・地方銀行)で法人口座を持っているけれども、法人カードは年会費無料の一般カードを使っている会社なら

都市銀行(メガバンク・地方銀行)の法人口座を辞めて、ネット銀行(ネットバンク)に法人口座を作り直すことで、年間24,000円が浮くので、年会費2万円のプラチナカードスペックの法人カードを作っても、お釣りがくることになるのです。

法人口座口座維持管理手数料比較

銀行名ネットバンキング名銀行種類口座
維持管理
手数料
ジャパンネット銀行法人口座ネットバンク0円/月
楽天銀行法人口座ネットバンク0円/月
住信SBIネット銀行法人口座ネットバンク0円/月
みずほ銀行みずほビジネスWEBメガバンク2,160円/月
三井住友銀行パソコンバンクWeb21メガバンク2,160円/月
三菱東京UFJ銀行BizSTATIONメガバンク1,728円/月
りそな銀行ビジネスダイレクトMini都市銀行2,160円/月

24時間365日アクセスでいるネット銀行(ネットバンク)のインターネットバンキング

最近では、インターネットバンキングだけで銀行にはほとんど行かずに会社経営をしている方もいるかと思います。

都市銀行(メガバンク・地方銀行)の法人口座で困るのは土日祝日や平日深夜にインターネットバンキングが使えないことなのです。

経理の方は問題ないかもしれませんが、経営者や役員が残高を確認したり、来期の計画を練るために過去の取引履歴をチェックしたり、意外と土日や深夜にインターネットバンキングを使うケースはあるのです。都市銀行(メガバンク・地方銀行)の法人口座の場合、インターネットバンキングに利用時間の制限があるのです。

利便性の面でも、ネット銀行(ネットバンク)の法人口座の方が優れているのです。

法人口座インターネットバンキングのアクセス可能時間比較

銀行名アクセス
可能時間
平日
アクセス
可能時間
土曜日
アクセス
可能時間
日曜日
アクセス
可能時間
祝日
ジャパンネット銀行24時間24時間24時間24時間
楽天銀行24時間24時間24時間24時間
住信SBIネット銀行24時間24時間24時間24時間
みずほ銀行8:00-23:008:00-20:009:00-17:00-
三井住友銀行8:00-24:008:00-24:00--
三菱東京UFJ銀行8:00-23:558:00-23:558:00-23:55-
りそな銀行24時間24時間0:00-21:000:00-21:00

ネット銀行(ネットバンク)は入出金明細取得可能期間が長い!

都市銀行(メガバンク・地方銀行)の場合、過去の支払い履歴を見ようとしても、インターネットバンキングにでは前月までしか遡ることができません。毎回、通帳に記帳をしなければ、過去の履歴がわからないのです。

さらに言えば、インターネットバンキングでCSV(エクセル)フォーマットでダウンロードできるか?どうか?も重要な法人口座の比較ポイントです。

都市銀行(メガバンク・地方銀行)でも、CSV(エクセル)フォーマットでダウンロードできるのですが、その期間が前月までだとあまり意味をなさないのです。

1年以上前の期間まで遡ってCSV(エクセル)フォーマットでダウンロードできるネット銀行(ネットバンク)の場合、決算などでの経理の作業時間が短縮できます。この面でも、コスト削減が可能になるのです。

法人口座インターネットバンキングの入出金明細取得可能期間比較

銀行名入出金明細
取得期間
ジャパンネット銀行5年前
楽天銀行2年前
住信SBIネット銀行7年前
みずほ銀行23営業日
三井住友銀行前月
三菱東京UFJ銀行前月
りそな銀行2ヶ月

ネット銀行(ネットバンク)の法人口座にデメリットはないの?

Pay-easy(ペイジー)が使えない

Pay-easy(ペイジー)は税金や公共料金の支払いシステムです。ネット銀行(ネットバンク)は導入しているところがほとんどないため、利用できないのです。

海外送金が仕えない

海外企業との取引がある場合、売上の入金は海外送金ということになります。海外の銀行から日本の銀行へ送金するときにはSWIFTコードという世界規格のコードが必要になるのですが、ネット銀行(ネットバンク)はSWIFTコードを持っていません。海外送金ができないのです。

取引銀行としての信頼性は弱い

どの銀行と取引があるのか?メインバンクはどこなのか?一部上場企業との取引時にはメインバンクの信頼性すらも評価対象になる可能性があります。このときにネット銀行(ネットバンク)の法人口座しかないとマイナスになる可能性があるのです。

まとめ

ネット銀行(ネットバンク)の法人口座は法人カードとの相性も良く、コスト削減にも必要不可欠なものと言えます。

ただし、上記に挙げたデメリットもあるので、できれば都市銀行(メガバンク・地方銀行)とネット銀行(ネットバンク)の法人口座は両方取得したうえで、毎月の振込みなどはネット銀行(ネットバンク)、海外送金やPay-easy(ペイジー)利用に都市銀行(メガバンク・地方銀行)と使い分けることをおすすめします。