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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでは「四半期管理レポート」というレポートが年4回郵送で送られてきます。中小企業の経営者だからこそ「四半期管理レポート」で経営改善をするべきなのです。その理由を解説します。
中小企業の経営者ほど「どんぶり勘定」になりやすい
今、現在あなたがお持ちの法人カードで「何にどのくらいの金額を使っているか?」なんとなくでも、構成比がわかる方はいますでしょうか?
今、現在あなたがお持ちの法人カードの子カードを他の役員や社員に発行している場合「誰がどのくらいの金額を使っているか?」すぐにわかる方はいますでしょうか?
ほとんどの経営者は「わからない」と思います。
筆者は1人で会社経営をしている経営者ですが、それでも「自分が法人カードで何にいくら使っているのか?」わかりません。(PLでのコストを見ていないということではありません。経費利用の内訳の構成比までチェックしていないということです。)
法人カードの経費の会計ソフトなどへの入力作業は、経理担当者が行っていることが多く、経営者がPLで見ている数字も、法人カード以外の支払と混ざってしまっている丸めた数字なのです。
一般的な法人カードのWEB明細
EX Gold for Biz M(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エム)の場合
上記のような形で
- ご利用日
- ご利用先
- ご利用者
- 支払い回数
- ご利用金額
- 手数料・利息(年利%)
- その他
- 当月ご請求額
が一覧でずらっと書いてあるだけです。
筆者の場合は、社員は1名ですので自分で会計ソフトに入力する必要があるため、エクセルでこの一覧をピボットテーブルを組んで、「何にいくら使っているのか?」の数字を算出しているのです。
しかし、この場合でも
- この支払いは「物販」
- この支払いは「レストラン」
- この支払いは「旅行関連費」
- この支払いは「航空運賃」
・・・
という分類は面倒くさくて、しませんので「毎月、いくら使っているのか?」の総額は把握していても、その内訳・構成比はわかっていないのです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード「四半期管理レポート」
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード「四半期管理レポート」の場合
- 四半期ごとに
- 月ごとに
- 業種ごとに
- 会員ごとにに
法人カードの利用額の内訳が記載されています。
アイコンは業種別を表しますが、業種別の構成比も会員ごとに明示されているのです。
業種分類
旅行関連
ホテル、旅館の宿泊費、ならびにホテル内のレストラン、ルーム・サービス、カクテル・ラウンジ(バー)、スポーツ施設、パーキング料金等、付帯施設でのご利用も含まれます。また、旅行代理店(弊社トラベル・サービスを含みます)を通じて予約された列車、船、飛行機、ホテル、旅行パッケージ等のご利用額を表します。
航空運賃
航空会社または旅行代理店を通じて購入した普通航空券、およびその他航空サービスにかかるご利用額
を表します。
サービス
各種サービス、電話・携帯電話のご利用代金、国内でのゴルフ場、インターネット・サービス、弊社保
険サービスを通じて申し込まれた保険の保険料等のご利用額を表します。
物販
デパートや専門店、ブティック、その他各種小売店(スーパー・マーケットを含みます)、通信販売等
のご利用額を表します。また、一部オンライン・ショッピング、インターネット・サービスのご利用分
を含む場合がございます。
レストラン
すべてのタイプのレストラン、料亭、ナイト・クラブ、バー等のご利用額を表します。なお、ホテル内
のレストラン、バーのご利用額は、上記旅行関連におおむね分類されております。
その他
基本カード会員、家族カード会員の年会費、ご調整額や遅延損害金等、上記に分類されないすべての項目を表します。
さらに大きなポイントが「年4回郵送で送られてくる」ということです。
WEBサイトのマイページにログインして「いつでも見れますよ。」という状態だと定期的にチェックするのは至難の業なのです。なかなか、経営者が自発的にチェックをするために法人カードのマイページに定期的にログインすることはありません。
郵送で四半期ごとに送られてくるからこそ、そのタイミングでの法人カードの利用状況に簡単に目を通すことができて、コスト削減につなげることができるのです。
3か月に1回郵送で目を通すだけですから、30分もかかりませんし、中小企業の経営者は常に「売上」と「資金繰り」ばかり追いかけてしまいがちです。だからこそ、3か月に1回、思い出すように経費利用の確認ができることは大きなメリットなのです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード「四半期管理レポート」の活用方法
異常値の発見によるコスト削減
「四半期管理レポート」には四半期ごとの数値が業種別、会員別に記載されています。
ということは
年間の法人カードの利用額の四半期数値の増減をみれば
- どの分類の支出が増えているのか?
- どの分類の支出が減っているのか?
- どの会員の支出が増えているのか?
- どの会員の支出が減っているのか?
が一目瞭然となります。
コストが減っている分には問題ありませんが、コストが増えているものに対して、明細の一覧を見て再度確認が必要になります。
一覧を見た結果「コストの増加は経営に必要なコストである。」と判断できれば問題ありませんが、そうでない問題の経費利用も明るみに出てくるのです。
例えば
レストラン関連の支出が前Qは大きく増えてしまっていた。内訳を見たら、接待の回数が増えていることが要因だった。しかし、売上(受注)が伸びていないのは「接待回数の増加は売上増に有効ではない」と判断できる。
というように
経営者が四半期でのカード利用額の増減を把握することで、通常のPLには出てこなかった経費利用の問題点が見える化されることになります。
自分自身の経費のカード利用の問題点すら、見える化しなければ気づけないことも多々あるため、四半期に1回の経費利用のレビューというのは、コスト削減に大きな効果が見込めるのです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード「四半期管理レポート」はコスト削減の一役を担う法人カードなのです。年会費が3万1000円(税別)だとしても、「経費の見える化」と「コスト削減」だけでも十二分に元の取れる法人カードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.が発行している法人カードのゴールドカードスペックのクレジットカードです。個人事業主や法人経営者向けのステイタスカードの法人カードであり、アメックスのプロパーカードとして抜群の信頼性を誇ります。
大きな特徴としては「プロパーカードのゴールドカードであること」「アメックスブランドであること」「ゴールドカードとしてのスペック」「充実した経営支援サービス」「コンシェルジュデスクが利用できること」「限度額が大きめに設定できること」などが挙げられます。
年会費が高い一方、ハイスペックでステイタス性が高いため、社員への追加カードの発行をせずに社長一人(もしくは数名の役員)が利用するケースなどで選ばれることが多い法人カードです。
信頼性の高さで接待利用に活躍します。さらに、経営相談が可能なビジネス・コンサルティング・サービス、入札・落札公告情報、企業情報、新聞・雑誌記事、帝国データバンクなどの情報が入手できる「ジーサーチ」無料など、経営を支援してくれるサービスが充実している法人カードです。法人カードの元々の機能である経費削減だけでなく、経営自体のサポート機能も有しているため、中小企業、零細企業の法人経営者の方におすすめです。
キャンペーン情報
【入会後1年以内カード利用】30,000ポイント |
【年会費特典】初年度年会費無料 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの特徴
- ゴールドカードスペックの法人カード
- アメックスブランドのプロパカードというステイタス
- 入札・落札公告情報、企業情報、新聞・雑誌記事、帝国データバンクなどの情報が無料
- ビジネス・コンサルティング・サービス
法人カード名 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード![]() |
カード会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
申込み対象 | 個人事業主,法人経営者(法人) |
初年度年会費(税別) | 31,000円 |
2年目~年会費(税別) | 31,000円 |
年会費優遇条件 | - |
追加カード/初年度年会費(税別) | 12,000円 |
追加カード/2年目~年会費(税別) | 12,000円 |
追加カード発行枚数制限 | 5枚 |
ETCカード/初年度年会費(税別) | 500円 |
ETCカード/2年目~年会費(税別) | 500円 |
ETCカード発行枚数制限 | 5枚 |
ショッピング限度額/下限 | 一律の制限なし |
ショッピング限度額/上限 | 一律の制限なし |
ポイント還元率/基本 | 0.50% |
ポイント還元率/上限 | 5.00% |
ポイント倍増方法 | ●ボーナスポイント・パートナーズ 高島屋オンラインストア :2倍 じゃらん :2倍 Oisix (おいしっくす) :2倍 アイシティ:3倍 イモトのWiFi :5倍 レストラン・ホテル:2倍~10倍 ●メンバーシップ・リワード・プラス ポイント交換レート:2倍 |
ポイントサイト経由 | ●アメリカン・エキスプレス・オンラインモール 割引 |
海外旅行障害保険 | 最高10,000万円(自動付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |