法人カードの「リボ払い」はかなり損をする!おすすめしない理由

bikkuri128_128法人カードの返済方法は、一般的なクレジットカードと同じなので、「1回払い、2回払い、ボーナスー括払い、リボルビング払い(リボ払い)」などを選択することが可能です。しかし、リボルビング払い(リボ払い)を利用する場合には注意が必要なのです。

リボルビング払い(リボ払い)って何?

そもそも、リボルビング払い(リボ払い)というのはどういうものなのでしょうか?

分割払いと混同してしまう方が多いのですが、これは全くの別物です。

分割払い

法人カード利用額を引き落とす時に、分割の支払回数をあらかじめ決めて、支払っていく返済方法です。

10万円利用して、2回払いであれば、5万円ずつ引き落とされます。

ほとんどの法人カードでは、2回払いまでであれば分割の手数料は発生しません。

資金繰りが厳しいときには2回の分割払いなどを活用すると、資金繰りが楽になります。

ちなみにボーナス一括払いでも、手数料は発生しません。

リボルビング払い(リボ払い)

リボルビング払い(リボ払い)というのは、利用残高に応じて、一定額を毎月支払っていく返済方法のことを言います。

正確には、「残高リボルビング払い」というような返済方法となり、リボルビングは「回転」という意味を持つ英語になります。

毎月の支払額はカード会社ごとに設定されています。

下記は、ライフカードビジネスライト(スタンダード)/一般カードの例です。

ご利用残高 毎月の支払額(弁済金)
1円~5万円 ~5,000円
5万円超~10万円 10,000円
10万円超~15万円 15,000円
15万円超~20万円 20,000円

つまり、10万円のカード利用があった場合に、残高が5万円になるまでは毎月10,000円ずつ引き落とされ、残高が5万円を切るようになると毎月5,000円ずつ引き落とされて、いずれ完済するという返済方法になるのです。

一見、返済が軽くなって、分割払いよりも資金繰りが良くなるように思いますが、どこに問題があるのでしょうか?

どこに問題があるの?

リボルビング払い(リボ払い)には手数料が発生する

のです。

これが最大のデメリットと言っていいでしょう。2回までの分割払い、ボーナス一括払いには手数料は発生しないのです。

リボルビング払い(リボ払い)手数料は、手数料という名前はついていますが、実質はビジネスローンなどの無担保ローンと同じ金利になります。金利も、ほぼビジネスローンと同じ設定で年率15%~18%が設定されてしまいます。

ライフカードビジネスライト(スタンダード)/一般カードの場合

実質年率:15.0%(実質月利:1.25%)

となっています。

リボルビング払い(リボ払い)の返済シミュレーション

10万円のカード利用

返済回数:16 回
返済総額:108,978円(内手数料 8,978 円)

8.9%のコスト増

回数 弁済金(お支払額)<1+2> 元金 手数料 返済後元金残高
1 回 10,000 円 8,750 円 1,250 円 91,250 円
2 回 10,000 円 8,860 円 1,140 円 82,390 円
3 回 10,000 円 8,971 円 1,029 円 73,419 円
4 回 10,000 円 9,083 円 917 円 64,336 円
5 回 10,000 円 9,196 円 804 円 55,140 円
6 回 10,000 円 9,311 円 689 円 45,829 円
7 回 5,000 円 4,428 円 572 円 41,401 円
8 回 5,000 円 4,483 円 517 円 36,918 円
9 回 5,000 円 4,539 円 461 円 32,379 円
10 回 5,000 円 4,596 円 404 円 27,783 円
11 回 5,000 円 4,653 円 347 円 23,130 円
12 回 5,000 円 4,711 円 289 円 18,419 円
13 回 5,000 円 4,770 円 230 円 13,649 円
14 回 5,000 円 4,830 円 170 円 8,819 円
15 回 5,000 円 4,890 円 110 円 3,929 円
16 回 3,978 円 3,929 円 49 円 0 円

50万円のカード利用

返済回数:32 回
返済総額:560,279 円(内手数料 60,279 円)

12.0%のコスト増

回数 弁済金(お支払額)<1+2> 元金 手数料 返済後元金残高
1 回 50,000 円 43,750 円 6,250 円 456,250 円
2 回 50,000 円 44,297 円 5,703 円 411,953 円
3 回 45,000 円 39,851 円 5,149 円 372,102 円
4 回 40,000 円 35,349 円 4,651 円 336,753 円
5 回 35,000 円 30,791 円 4,209 円 305,962 円
6 回 35,000 円 31,176 円 3,824 円 274,786 円
7 回 30,000 円 26,566 円 3,434 円 248,220 円
8 回 25,000 円 21,898 円 3,102 円 226,322 円
9 回 25,000 円 22,171 円 2,829 円 204,151 円
10 回 25,000 円 22,449 円 2,551 円 181,702 円
11 回 20,000 円 17,729 円 2,271 円 163,973 円
12 回 20,000 円 17,951 円 2,049 円 146,022 円
13 回 15,000 円 13,175 円 1,825 円 132,847 円
14 回 15,000 円 13,340 円 1,660 円 119,507 円
15 回 15,000 円 13,507 円 1,493 円 106,000 円
16 回 15,000 円 13,675 円 1,325 円 92,325 円
17 回 10,000 円 8,846 円 1,154 円 83,479 円
18 回 10,000 円 8,957 円 1,043 円 74,522 円
19 回 10,000 円 9,069 円 931 円 65,453 円
20 回 10,000 円 9,182 円 818 円 56,271 円
21 回 10,000 円 9,297 円 703 円 46,974 円
22 回 5,000 円 4,413 円 587 円 42,561 円
23 回 5,000 円 4,468 円 532 円 38,093 円
24 回 5,000 円 4,524 円 476 円 33,569 円
25 回 5,000 円 4,581 円 419 円 28,988 円
26 回 5,000 円 4,638 円 362 円 24,350 円
27 回 5,000 円 4,696 円 304 円 19,654 円
28 回 5,000 円 4,755 円 245 円 14,899 円
29 回 5,000 円 4,814 円 186 円 10,085 円
30 回 5,000 円 4,874 円 126 円 5,211 円
31 回 5,000 円 4,935 円 65 円 276 円
32 回 279 円 276 円 3 円 0 円
リボ払いを選んだだけで、8.0%~12.0%も支払う金額が増えてしまうのです。毎回法人カードの経費払いをリボ払いで支払っていたら、それだけでコストが1割増加してしまうことになるのです。

まとめ

会社経営や個人事業の経営において、どうしても資金繰りを改善する必要があるというケースはあるので、必ずしも「リボ払いをしてはいけない。」ということではありませんが、支払い余力があるのであれば「リボ払いは極力利用しない。」ことをおすすめします。

リボ払い手数料のコスト増は、法人カードのポイントやその他のメリットを吹き飛ばしてしまうほどダメージがあるものなのです。

2回払いまでにとどめておいて、資金繰りが必要であれば法人カードのリボ払いではなく、単純に銀行融資やビジネスローンの利用を検討した方がいのです。

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