money2128_128中小企業や個人事業主の場合は、売上や利益といった損益計算書(PL)ばかりを見ていれば良いものではありません。会社が倒産するというのは資金繰りができなくなり、運転資金を用意できなくなることであり、赤字になることではないからです。法人カードというのは資金繰り改善効果の高いツールでもあるので今回は法人カードによる資金繰り改善の方法を解説します。

その1.経費支払いでクレジットカード払いができるものはすべて法人カード支払いにする

法人カードでの支払いというのは

  1. カード利用・支払い
  2. 利用した金額は月末締め
  3. 翌月末に登録した銀行口座から引き落とし

という流れになります。

つまり、現金支払い・前払いではなく、法人カードでの支払いが可能であれば、それだけで1ヶ月~2ヶ月のキャッシュフローの猶予ができることになります。

請求書払いのものはそれほど支払タイミングは変わらないので資金繰り改善にはつながりませんが、現金払いや前払い、銀行振込みによって入金するサービスを法人カード支払いにできるだけ変更することで、資金繰りは改善するのです。

例えば

  • インターネット広告費(Yahoo!/google/facebookなど)
  • 通信費(サーバー費用、電話料金、携帯電話料金、通信費用)
  • オンラインサービス費用(情報サービス、リリースサービス)
  • ガソリン代
  • 高速料金・有料道路料金
  • 出張関連費(ホテル代、新幹線代、飛行機代など)
  • 接待交際費(食事代、お土産代、キャバクラ費用など)
  • オフィス家具や備品の購入費用(イス、デスク、備品の購入)
  • 光熱費
    ・・・

インターネットが普及している現代では、色々なサービスでクレジットカード払いが利用できるようになっています。今一度、自社が利用しているサービス・支払いを洗い出して、現金払いや前払い、口座振込みで対応している支払いを法人カード払いに切り替えるだけで資金繰りの改善につながるのです。

支払までの猶予日数で法人カードを比較

その2.リボ払い・分割払いを利用する

リボ払いというのは、利用残高に応じて毎月一定額を返済する支払方法のことを言います。

ライフカードビジネスのリボ払い時の毎月返済額

ご利用残高(国内・国外利用分の合計)弁済金(お支払額)
1円~5万円~5,000円
5万円超~10万円10,000円
10万円超~15万円15,000円
15万円超~20万円20,000円

という支払い条件となっています。

20万円の経費支払いで法人カードを利用した場合、リボ払いを選択すると毎月2万円の口座引き落としだけで利用することができるのです。支払いが後ろにできるということは、資金繰りは改善することになります。

ただし、リボ払いの場合は手数料、つまり利息が発生します。

ライフカードビジネスのリボ払い手数料

  • リボルビング払いの手数料率:実質年率:15.0%(実質月利:1.25%)

利息負担分のコストが増加することに注意が必要です。一時的な資金繰り改善には適した方法ですが、長期的な視点で見ると、利息が発生する分損益が悪化してしまうというデメリットもあるのです。

20万円の法人カード利用をリボ払いにした場合

  • 23回で完済
  • 返済総額:221,322 円(内利息 21,322 円)
回数お支払額元金手数料返済後元金残高
1 回20,000 円17,500 円2,500 円182,500 円
2 回20,000 円17,719 円2,281 円164,781 円
3 回20,000 円17,941 円2,059 円146,840 円
4 回15,000 円13,165 円1,835 円133,675 円
5 回15,000 円13,330 円1,670 円120,345 円
6 回15,000 円13,496 円1,504 円106,849 円
7 回15,000 円13,665 円1,335 円93,184 円
8 回10,000 円8,836 円1,164 円84,348 円
9 回10,000 円8,946 円1,054 円75,402 円
10 回10,000 円9,058 円942 円66,344 円
11 回10,000 円9,171 円829 円57,173 円
12 回10,000 円9,286 円714 円47,887 円
13 回5,000 円4,402 円598 円43,485 円
14 回5,000 円4,457 円543 円39,028 円
15 回5,000 円4,513 円487 円34,515 円
16 回5,000 円4,569 円431 円29,946 円
17 回5,000 円4,626 円374 円25,320 円
18 回5,000 円4,684 円316 円20,636 円
19 回5,000 円4,743 円257 円15,893 円
20 回5,000 円4,802 円198 円11,091 円
21 回5,000 円4,862 円138 円6,229 円
22 回5,000 円4,923 円77 円1,306 円
23 回1,322 円1,306 円16 円0 円

その3.キャッシングを利用して資金調達

法人カードではキャッシングを利用できる法人カードが数少ないですがあります。

キャッシングとはお金をコンビニATMなどで引き出し、借入ができるものですので、限度額の範囲内であればいつでも借り入れが可能になります。

一時的にキャッシングを利用することで、資金繰りが苦しい時期を乗り切ることができるのです。

ただし、法人カードによるキャッシングも、リボ払いと同様に「利息が発生する」ことになります。資金繰りが苦しいタイミングを一時的に乗り切るための資金調達方法であると考えましょう。

長期の運転資金の資金調達方法には不向きなのです。

あくまでも、銀行融資や公的融資による資金調達、資金繰りを行いながら、臨時的に法人カードキャッシングは活用すべきです。

  • 売上が伸びた結果キャッシュが足らなくなりそう
  • 銀行融資の審査が降りるまでの期間、資金繰りが苦しい
  • 急な支出が今月だけ増加してしまった
    ・・・

というようなケースで利用しましょう。

個人事業主向けのキャッシングができる法人カード

EX Gold for Biz S(ID×QUICPay)(エグゼクティブゴールドフォービズ エス)

法人経営者向けのキャッシングができる法人カード

P-one Business MasterCard

その4.法人カードではなく、法人カードローンを利用して資金調達

法人カードによるキャッシングは利用できる法人カードが少ないため、会社経営者、法人がキャッシングをするためには法人カードローンを利用する必要があります。

法人カードローンは法人カードのキャッシングとほとんど同じ機能を持ちます。

  • 年会費無料
  • 無担保
  • 第三者の保証人なし
  • 最短即日融資が可能
  • 最高1000万円までの借入が可能

ただし、法人カードのキャッシングと同じく、金利は高めに設定されているため、あくまでも短期の資金調達方法と考えましょう。

法人カードローンはこちら

まとめ

法人カードを資金調達に活用する方法は

  1. 支払いをすべてカード払いにする
  2. リボ払いを利用する
  3. キャッシングを利用する
  4. 法人カードローンを利用する

の4種類があります。

利息や手数料が発生する方法もあるので、慎重に実行を検討しましょう。